オスの子宮の中には異常な胎児も存在した
オスの子宮からうまれた10匹の子マウスは健康でした。
ですが帝王切開を行っていた研究者たちは、オスの子宮にはいくつもの異常な死んだ胎児がいることに気付きました。
この異常な死んだ胎児は、体の形や色が正常な胎児と異なるほか、胎盤にも萎縮や腫れが確認されました。
これらの異常はメスの子宮から取り出した胎児にはみられないものでした。
また興味深いことに研究者たちが妊娠の満期(21.5日)が来る前の妊娠後期(18.5日)に胎児を調べた時には、異常が見当たりませんでした。つまり胎児の異常は妊娠後期に発生していたのです。
妊娠最後の3日間にオスの子宮で何が起きたのかは、現段階では不明となっています。