風穴があいた世界最速の電動バイク
風穴があいた世界最速の電動バイク / Credit:White Motorcycle Concepts
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世界最速の時速400キロに挑戦「ボディに風穴が開いた電動バイク」が開発される (2/2)

2021.06.28 Monday

前ページ世界最速の電動バイク「WMC250EV」が開発される

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大きな風穴が空気抵抗を低減させる

バイク中央の空洞により空気抵抗が大幅に低減
バイク中央の空洞により空気抵抗が大幅に低減 / Credit:White Motorcycle Concepts

開発チームが採用したのは、バイクの中央に大きな風穴をあける」という斬新で極端なデザインです。

バイクの中央を空気が通過するため、空気抵抗が大きく低減。

WMC250EVの抗力係数はわずか0.118となりました。

従来のレーシングバイクと比べて、抗力を69%削減することに成功したのです。

ちなみに世界最速(時速455.3km)のスーパーカー「SSC Tuatara」でさえ、抗力係数は0.279です。

(左)ヨーロッパで最速のガイ・マーティン:時速482.80km,(右)WMC250EV
(左)ヨーロッパで最速のガイ・マーティン:時速482.80km,(右)WMC250EV / Credit:White Motorcycle Concepts

中央にトンネルをつくるため、内臓部品はすべて車体の下部に収まっています。

動力は電気であり、世界最速のバイクにしては控えめなバッテリー(最高出力134hp)を搭載。

2022年に正式な速度テストが行われる予定であり、世界最速記録が証明されるのはその時になりそうです。

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