世界最速の電動バイク「WMC250EV」が開発される
WMC社の創設者兼最高経営責任者であるロバート・ホワイト氏は、22年にわたってF1や他のレースイベントでスーパーカーを扱ってきたエンジニアです。
ホワイト氏らはその経験を活かし、今回新たに世界最速の電動バイク「WMC250EV」を開発しました。
WMC社は時速402kmを超える速度で走行可能だと主張しています。
時速200~300kmを超えると空気抵抗が非常に大きな影響を与えるようになります。
そのため超高速の世界で重要視されるのは、単純な馬力ではなく空気力学です。
しかし、小型なオートバイは大型のレーシングカーに比べて、空気力学上の設計がより難しくなります。
特にオートバイにまたがるライダーがどうしても空気抵抗を増大させてしまうのです。
そのため新しいバイクでは、ライダーがオートバイと一体化するような姿勢をとります。
これにより、なめらかな空気の流れが生み出され、空気抵抗が大きく低減。
しかし、これだけでは世界最速記録を更新することはできません。
さらに空気抵抗を減らす必要があったのです。