今回の研究で用いられた瞑想法
被験者たちは瞑想を行うにあたってまず「自分の注意を注ぐ対象」を選ぶように求められました。
例えば、ある被験者はとにかく自分の呼吸に注意を注ぐことにしました。また別の被験者たちは、壁に記されたマークを対象としたり、特定の言葉のフレーズ、メトロノームの音などを自分の注意を注ぐ対象に選びました。
注意対象の決定が終わると被験者たちは次に、快適に過ごせる方法で体を安定させ、リラックスしながら、選択した注意対象に意識を集中するよう求められました。
またもし集中が途切れていることに気付いた場合は、選択した対象に対して繰り返し注意を戻すように指示されました。
集中が行われている限り、目は閉じていても開いていても構わないとされました。
瞑想の時間は1日10~15分であり、週に5日、8週間にかけて行われました。
また被験者たちは、瞑想とは別に、瞑想の練習に対する日記をつけるように頼まれていました。
瞑想法には様々な方法がありますが、精神を集中される対象を具体的に設定するこの方法は、よりカジュアルで、取り組みやすい方法と言えるでしょう。
好きなキャラや好きな言葉についてひたすら集中することができれば、新たな世界が待っているかもしれません。