食べる量より食べるモノが大事
今回の研究により「食べ過ぎ」が、細胞レベルで引き起こされる飢餓の錯覚にあることが示されました。
また飢餓の錯覚は吸収が良すぎる食品によって起きていることも示されました。
そのため研究者たちは、肥満の真の原因は食べ過ぎではなく、食品の不適切な選択にあると結論付けました。
食べやすく口当たりがよく脳の報酬系を刺激する加工食品は魅力的な食べ物であり、消化器官が衰えた人々にとってはなくてはならないものです。
しかし健康な人々が常用すれば、細胞のエネルギー放出を妨害し、飢餓の錯覚とセットの「食べ過ぎ」を引き起こし、肥満へとつながっていたのです。
食べるから太るのではなく、飢えているから太るという結果は、飽食の時代に生きる私たちにとって、深い警鐘となるかもしれません。