タンパク質のアミノ酸配列を解析して治療薬候補を見つける
生体のさまざまな現象はタンパク質が担っています。
そのため疾患の原因となるタンパク質の立体構造が分かれば、そのタンパク質に効果を発揮する治療薬を探すことも可能です。
ところがタンパク質の立体構造の多くは依然として未知のままであり、創薬はなかなか進みません。
そもそも無数にある化合物の中から治療薬として働くものを見つけなければいけないため、探索にも時間がかかります。
そこでチームは、タンパク質の立体構造を全く使わずに、入手が容易な「タンパク質のアミノ酸配列」のみから、治療薬の候補を見つけることにしました。
人工知能「LIGHTHOUSE」を開発し、アミノ酸配列の分析と、治療に有望な化合物を探索できるようにしたのです。