改良された有効成分は人間での臨床試験がはじまっている
オックスフォード大学の研究者たちは以前より、バイオ医薬品会社NuCanaとの共同研究を行っていました。
その結果、改良コルジセピン(NUC-7738)の抗がん効果はマウスなどの動物実験でも立証され、現在は人間を対象にした第一層臨床試験が始まっているとのこと。
さらに喜ばしいことに、安全性の確認がメインとなる第一層試験においても、薬剤に耐性のあるがん組織に対して、成長停止や縮小も報告されています。
なお今回の研究成果は、コルジセピンの改良結果について述べており、冬虫夏草やその他の生薬の効果を否定するものではありません。
重用なのは、東洋医学において長年用いられてきた薬が、最新科学によって新たな力を得つつあり「ネオ漢方薬」として医療現場で活躍する可能性があるという点です。