氷を噛む習慣をなくす4つの方法
クック氏は、効果的な方法として、4つのパターンを推奨します。
1つ目は、氷を口の中で溶かすようにすることです。
角氷を砕くのではなく、口の中に入れて溶かしてみましょう。
氷を噛むことにひんやりとした爽快感を求めているのなら、溶かすことで十分に満足のいく冷たさと爽快感が得られます。
最も大事なのは、歯や歯茎を傷つけないことです。
2つ目は、そのものズバリ、氷の摂取をやめることです。
氷を口に入れると、どうしても噛んでしまう人は、氷を使うこと自体をやめるといいかもしれません。
氷の他にも、飲み物を冷やす方法はいくつもあります。
グラスに氷が入っていなければ、誘惑に負けることもありません。
また、歯へのダメージを防ぐだけでなく、製氷機に残るバクテリアを避けることもできます。
3つ目は、柔らかい素材の氷に変えることです。
それでも氷を食べたい人は、かき氷のような柔らかい状態にすると良いでしょう。
ただし、その上にたっぷりとシロップをかけると、結局は歯に悪影響となるので、量を減らすか避けるようにしてください。
そして4つ目は、氷の代わりにヘルシーな食材を食べることです。
氷を噛むことに歯ごたえを求めているなら、野菜スティックやスライスしたリンゴ、レンコンなど、ほどよい食感のある食材に変えると良いでしょう。
氷ほど硬くない上に栄養価も高いので、一石二鳥です。
歯ごたえのある食材は、口の中を保護する唾液の分泌を促進し、虫歯を防ぎます。
また、野菜や果物の繊維質は、歯をきれいに保つのにも効果的です。
専門家の中には、「氷を噛む行為は鉄分が不足して貧血になっている証拠である」という意見もありますが、まだ科学的には実証されていません。
上記のいずれの方法でも氷を噛むのをやめられない場合は、食生活の改善や鉄分補給が助けになる可能性もあります。
永久歯になった歯は、一生使う大切な道具です。
食べ物を噛めなくなったり、虫歯に苦しむくらいなら、氷食をやめる方が良いでしょう。