DNAが語る6万年前の冒険
現生人類はいつ、どのルートでサフル大陸(※)へ到達したのか?
(※ ニューギニア、オーストラリア、タスマニア島など今のオセアニアを形成している国をカバーする大陸のこと)
この問いは、考古学と遺伝学の分野で長らく議論の的となってきました。
これまでは「ショート年代説」として4万7千~5万1千年前の到達が主流とされ、ミトコンドリアDNAやY染色体データもこれを支持していました。
しかし今回、オーストラリア、ニューギニア、オセアニアの先住民から集めた2456系統もの大規模なゲノムデータが用いられ、分子時計(一定期間に生じる遺伝子変異の数から年代を推定する手法)によって改めて到達年代が調べられました。
その結果、ヒトの到達は従来よりも1万年以上さかのぼる、約6万年前であることが強く示されたのです。
さらに、従来の短期年代説と異なり、今回の研究では「長期年代説」に一貫した根拠が得られました。
研究チームは、遺伝子の変異速度や分析モデルの違いによる年代推定の幅も慎重に比較し、どの手法でも一定の補正を加えれば6万年前という結論が揺るがないことを確認しました。
これにより、考古学的証拠――たとえば北部オーストラリアの遺跡「ナウワラビラI」や「マジェッドベベ」で得られた5万3千~6万5千年前の年代とも矛盾しない結果となりました。
つまり、人類は想像よりはるか昔から、海を越える力を持っていたのです。


























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