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Credit: canva
health

体内時計を整えると「認知症リスク」が低下する

2026.01.14 12:00:27 Wednesday

「しっかり寝れば、認知症は防げる」そんなイメージを持っている人は少なくないかもしれません。

ところが近年の研究から、重要なのは睡眠時間の長さそのものではなく、体内時計がどれだけ規則正しく刻まれているかである可能性が浮かび上がってきました。

実際、高齢者を対象とした最新の大規模研究では、体内時計が安定している人ほど、認知症を発症するリスクが大きく低下していたのです。

では、体内時計とは何で、なぜ脳の老化と関係するのでしょうか。

研究の詳細は2025年12月29日付で学術誌『Neurology』に掲載されています。

There’s One Critical Thing You Can Do to Cut Your Risk of Dementia https://www.sciencealert.com/theres-one-critical-thing-you-can-do-to-cut-your-risk-of-dementia
Association Between Circadian Rest-Activity Rhythms and Incident Dementia in Older Adults https://doi.org/10.1212/WNL.0000000000214513

「体内時計」が脳と全身を同時に整えている

私たちの体には、約24時間周期で働く「概日リズム」と呼ばれる体内時計があります。

この仕組みは、睡眠と覚醒だけでなく、ホルモン分泌、心拍数、体温、免疫の働きまで幅広く調整しています。

2025年に発表された研究では、平均年齢79歳の高齢者2000人以上を対象に、心拍データから体内時計の安定性を評価しました。

その結果、体内リズムが乱れている人は、そうでない人に比べて認知症を発症する割合が明らかに高かったのです。

興味深いのは、睡眠時間の長短だけでは、この差を十分に説明できなかった点です。

睡眠の質が悪い人ほど体内時計も乱れやすい傾向はありますが、解析では高血圧や心臓の健康状態といった要因も考慮されていました。

つまり、単なる「寝不足」以上に、日々の生活リズム全体が脳の健康に影響している可能性が示されたのです。

次ページ乱れた体内時計は「原因」か「結果」か

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