コロナウイルスも人類の武器になるかもしれない
今回の研究によって、遺伝子を修正する遺伝子療法が鎌状赤血球症を治療できることが示されました。
赤血球の大元になる幹細胞を抜き出し、レンチウイルスで遺伝子をリプログラムして体に戻すことで、赤血球を正常な形に戻すことが可能になります。
遺伝子治療の基本的な流れは
「幹細胞を取り出す」➔「ウイルスで遺伝子リプログラム」➔「幹細胞を戻す」
というものになっており、今後もレンチウイルス(元HIV-1)が遺伝子治療の鍵として利用されていくでしょう。
人類に強くかかわるウイルスほど、人類にとっての利用可能性は高まります。
もしかしたら現在人類を悩ませているコロナウイルスも、未来の世界では人類を助ける武器になっているかもしれません。