2022.01.22 Saturday
韓国の自動車メーカー「HYUNDAI（ヒョンデ）」が安定感抜群の四輪ロボ「MobED (Mobile Eccentric Droid)」を発表しました。
MobEDは薄い胴体に4つの車輪が備わっただけのシンプルな見た目ですが、台車として物を載せて運べます。
そのバランス性能の高さはプロモーションビデオで示されており、シャンパンタワーに注がれた液体を一滴もこぼさずに運搬できるほどです。
この四輪ロボは世界最大のテクノロジー見本市「CES 2022」に登場しました。
目次
新しく発表された四輪ロボ「MobED」のサイズは、長さ67cm、幅60cm、高さ33cmとなっており、車にしてはかなりコンパクトな存在です。
それもそのはず、MobEDは自動車ではなく、自動車メーカーならではの技術が込められた「高機能な台車」だからです。
通常の台車は物を運ぶのに役立ちますが、どうしても地面の段差や傾斜の影響を受けます。
そのため貴重な物や飲み物を運ぶときには、人間が押さえながら慎重に台車を押さなければいけません。
ところが、新しく開発されたMobEDは、さまざまな地形でも高い安定性を発揮できます。
複雑な地形でもほとんど振動を与えずに運ぶことが可能なのです。
ヒョンデ社のプロモーションビデオによると、落ちている本の上を通ったり坂を上ったりしてもシャンパンタワーを崩さずに運べています。
また荷物だけでなく、大型ディスプレイのような繊細な機器を運んだり、ベビーカーとして利用したりすることも可能。
では、MobEDが高いバランス性能を発揮できる理由を次項で解説します。
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