タテゴトカイメンの個性的な生態
本当に生物なのか疑問に感じてしまうほど、奇妙な姿をしたタテゴトカイメン。
この生物は、カリフォルニア沖の深さ約3300mの海底に、柔らかい泥に根を張るようにして生息しているのが発見されました。
体調はおよそ37センチあり、海綿動物のなかでは大きい部類です。
ハープのような羽根の数は個体によって異なり、1枚しかない個体もいれば最大6枚の個体も確認されています。
放射状に伸びる羽根はほぼ等角に広がっており、対称性があります。
この生物に対して、アニメ作品「エヴァンゲリオン」に登場する使徒みたいという感想もあるようですが、その印象はこの不思議な幾何学的構造にあるのかもしれません。
また分類上は動物ですが、リゾイドという植物の根っこのような構造を海底に張って、海流に負けず、自身を固定しています。