失われた遺骨の写真を再発見!
1958年から1964年にかけて、サド渓谷にある2つの遺跡(ArapoucoとPoças de S. Bento)で行われた発掘調査にて、約8000年前の人骨が100体以上も発見されました。
しかし残念なことに、この古い研究については回収された人骨だけでなく、それを収めた写真や遺跡の図面、フィールドワークの資料など、多くの情報が失われています。
ところが最近、リスボン・オープン大学(Open University in Lisbon)の考古学者、ジョアン・ルイス・カルドーゾ(João Luís Cardoso)氏は、地元の資料館にて、ある3巻のフィルムに出くわしました。
これを調べてみたところ、1961年と62年にサド渓谷で発掘された13体の遺骨と判明したのです。
こちらが実際の写真。
そこで研究チームは、高度なシミュレーション技術を用いて、埋葬前これらの遺体がどのような処理を受けていたか調査することにしました。