ヤマトの貨物ドローン
ヤマトの貨物ドローン / Credit:ヤマトホールディングス株式会社_サイクロテック社の「サイクロローター」を用いた理論研究の成果を公開(2022)
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翼もプロペラもない! 運送会社「ヤマト」が新機軸の貨物ドローンを発表 (2/2)

2022.04.16 Saturday

前ページ荷物を運ぶ「未来の貨物ドローン」

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ヤマトのドローンには貨物ユニットを搭載できる

ヤマトが開発した貨物ユニット「PUPA701」
ヤマトが開発した貨物ユニット「PUPA701」 / Credit:ヤマトホールディングス株式会社_サイクロテック社の「サイクロローター」を用いた理論研究の成果を公開(2022)

貨物ドローンには、ヤマトホールディングスが開発した貨物ユニット「PUPA(Pod Unit for Parcel Air-transportation:ピューパ)701」が収まります。

PUPAには約30kgの荷物を収納できるだけでなく、手押し車への変形が可能。

荷物を扱う業者は、PUPAを転がしてドローンまで運び、そのまま中央部に格納するだけで良いのです。

荷物をスムーズに格納できる
荷物をスムーズに格納できる / Credit:ヤマトホールディングス株式会社_サイクロテック社の「サイクロローター」を用いた理論研究の成果を公開(2022)

そしてPUPAを格納した貨物ドローンは、最大130km/hの速度で飛行できます。

現在のところ、最大飛行距離は40kmであり、遠くまで運べるわけではありません。

しかし機体サイズが2.7×2.5mであり、直径5mの狭い場所でも離着陸できるというメリットがあります。

狭い場所にも即座に配達できる
狭い場所にも即座に配達できる / Credit:ヤマトホールディングス株式会社_サイクロテック社の「サイクロローター」を用いた理論研究の成果を公開(2022)

離島やビルの屋上などに配達できるため、従来の大規模な物流システムでは対応できなかった小規模なニーズを満たせることでしょう。

さて、今回紹介したヤマトの貨物ドローンは、まだ理論研究の成果を発表した段階であり、実装されることが決まったわけではありません。

とはいえ、「前衛的なドローンが荷物を運んでくれる未来」は私たちをワクワクさせますね。実現に期待したいものです。

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