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Credit: canva
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なぜメスのタコは産卵後に「自傷自殺」するのか? (2/2)

2022.05.17 12:00:28 Tuesday

前ページメスダコの「自殺スイッチ」はどこに?

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交尾したメスにだけ起こる異変

そして同チームは2022年、「交尾したメス」と「交尾していないメス」を対象に、視神経腺から分泌される化学分子を直接分析しました。

その結果、交尾をしたメスだけが、性ホルモン・インスリン様成長因子・コレステロールの前駆体(ある化学物質が生成する前段階の物質)の過剰分泌を起こしていると確認しされました。

つまり、産卵後の生化学的な変化は「交尾」によって引き起こされていたことが証明されたのです。

これら3つの化学分子がいかに「自殺スイッチ」を押しているか、まだ詳細には解明されていませんが、研究チームは「単純にこれらの分子が体内に蓄積されるだけでも、死に至る可能性がある」と述べています。

人間にとって「死に至る病」は”絶望”かもしれませんが、メスダコにとっては”交尾”なのかもしれません。

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なぜメスのタコは産卵後に「自傷自殺」するのか? (2/2)のコメント

ゲスト

まだどうして死のうとしてしまうのかについては分かっていない感じですか?

    ゲスト

    ホルモンバランスやコレステロール代謝の歯車が狂い
    って書いてあるじゃんホルモンバランス狂ったらどうなるか1年間女性ホルモンでも注射して自分で実験してみろよ

ゲスト

なぜそう進化をしたのかが知りたいんだけど

ゲスト

ここまで組み込まれてるということは、産卵後に死ぬことで孵化した稚ダコに何らかのメリットがあるんでしょうね。母親が子供に食べられる生き物はいくつかいますが、それに近い何かが起きてるのかも?

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