「モノとモノがインターネットで繋がる世界」に備える
近年では「モノのインターネット(IoT:Internet of Things)」技術に注目が集まっています。
これはパソコンやスマホだけでなく、さまざまな「モノ」がインターネットで繋がり、相互制御できる技術を指します。
IoT技術を導入するなら、エアコンやヒーター、加湿器、温度・室温計がインターネットを通して互いに繋がり、ユーザーの生活リズムや季節に合わせて自動調節することが可能。
また電気代や使用状況のデータを収集・分析して、ユーザーに提示できるでしょう。
他にも、ペットの自動給餌器や水槽、植木鉢などがインターネットで繋がって電子的に情報収集したり、遠隔で管理できたりします。
そしてこれらIoTは、私たちの生活に現在進行形で導入されています。
ただし課題もあります。
身の回りの多くの「モノ」がインターネットで繋がるには、それらを電子制御するマイクロプロセッサや情報収集のためのセンサーが必要になります。
なにより、電力供給の需要が増大するでしょう。
しかし家中のアイテムから電気プラグを引っ張ったり、1つ1つ電池を入れて定期的に交換したりするのは面倒です。
では、IoT技術の広がりに対応できる「新たな電力供給」のアイデアはあるでしょうか?
研究チームは、藻類を利用した小型発電機が役立つと考えました。