その流れ星、みずがめ座流星群じゃないかも?
流星は2種類ある
みずがめ座流星群の観測をしていると、スッと流れる星が。「やった!みずがめ座流星群が見られたぞ!」と嬉しくなりますよね。
でも、実はそれ、みずがめ座流星群の流れ星じゃないかもしれないんです。
流星は、大きく分けて2種類あります。
ひとつは「群流星」。ペルセウス座流星群や、みずがめ座流星群など、流星群に属する流星です。
もうひとつが「散在流星」。流星群に属さない流星です。
流星群のシーズンであっても、散在流星は関係なく流れるため、流星イコール流星群の流星(群流星)というわけではないんですね。
実際、流星群の写真が撮れたと喜んで詳しい人に見せたら、これは散在流星ですと言われたなんてケースもありました。
群流星と散在流星はどう区別する?
群流星の場合、流星が放射点を中心にして四方八方に流れてくるように見えます。
放射点の方に向かって流れたり、放射点から流れずランダムな流れをしていたら散在流星です。
また、群流星の場合、放射点に近いと流星の経路が短く、離れていると経路が長く見えます。
放射点から離れているのに経路が短い、あるいは放射点に近いのに経路が長い場合は散在流星の可能性が高いです。
今回のみずがめ座南流星群の場合、ほかの流星群も活動しているため、見分けるのはかなり難しいかもしれませんが、遊びの気持ちで挑戦してみてください。
今年のみずがめ座δ南流星群は時間や月齢の条件がいいうえに、土日なので夜ふかしをして観測がしやすいです。夏の思い出や運試しにいかがでしょうか?