流星群のイメージ
流星群のイメージ / Credit:canva
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30日夜は極大の「みずがめ座流星群」を好条件で観られるチャンス!

2022.07.29 Friday

夏の流星群といえば三大流星群のひとつ、「ペルセウス座流星群」が有名ですが、一足先にあるのが「みずがめ座δ(デルタ)流星群」です。

今年は条件がとてもいいので、観測に挑戦してみてはいかがでしょうか?

ということで今回は、「みずがめ座δ(デルタ)流星群」の観測情報です。

ASTROGUIDE 星空年鑑2022 https://www.amazon.co.jp/dp/4048997092/ref=nosim?tag=astroarts-22 国立天文台 群流星の見分け方 https://www.nao.ac.jp/phenomena/20090102/radiant.html

みずがめ座δ南流星群はいつどこで見られる?

観測に最適な時刻は?

「みずがめ座流星群」は複数ありますが、7月中旬から8月にかけてが出現期間なのは、みずがめ座δ南流星群。今年は7月30日21時に極大と予想されています。

観測しやすい時間のうえに、月は前日に新月となったばかりなので、月明かりに邪魔されることもありません。

ただ極大時間の21時はまだ放射点が低いので、放射点が上がって見えやすくなる30日の23時頃から31日の明け方が観測チャンスです。

放射点の探し方

23時になったら、南東の空を見てみましょう。

みずがめ座は暗い星ばかりなので、都会の空だと肉眼ではどこに星座があるのか、まったくわかりません。

そこで目印になるのが、木星土星

23時頃に空を見渡すと目につく、東の空にあるもっとも明るい星が木星です。

そして右の方に木星ほどではないですが、明るい星があるはずです。こちらは土星。

みずがめ座δ南流星群の放射点の位置
みずがめ座δ南流星群の放射点の位置 / Credit: ofugutan

放射点は木星と土星の間にあるので、2つの明るい星の真ん中あたりと考えればOK。みずがめ座がわからなくても問題ありません。

それに、流れ星は空全体に飛ぶので、放射点ばかり気にせず空の広い範囲を見ましょう

ほかの流星群も活動中

実は、この日は「やぎ座α流星群」も極大になります。

やぎ座もみずがめ座と同様にお誕生日の星座になりますが、みずがめ座の隣で一足早く昇ってくる星座です。

また、これからがシーズンの「ペルセウス座流星群」など、複数の流星群が活動しているため、たくさんの流れ星が期待できます。

次ページその流れ星、みずがめ座流星群じゃないかも?

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