様々な場所で見られる青緑色の銅像
自由の女神と同じように、光沢のある銅色から、青緑色に変化してしまった銅像はたくさん存在しています。
日本人に馴染み深い銅像だと、東京・上野恩賜公園に立っている西郷隆盛像や、鎌倉の大仏などが挙げられます。
また、銅像以外でも、名古屋城の天守の屋根には軽量で耐久性のある銅瓦が使われているため、鮮やかな青緑色に変化していることは有名です。
自由の女神は元の銅色に戻るのか
This is unironically an awesome idea. https://t.co/1We0E6yMMT pic.twitter.com/PYsKJC4Xqw
— Samuel Hammond 🌐🏛 (@hamandcheese) September 5, 2023
アメリカでにわかに話題になっているこのポスト画像の自由の女神は、後から着色を施したものだと思われるので、1886年の自由の女神がこれだけ光沢を持っていたかはわかりません。
しかし、完成当初の光沢のある自由の女神を見たいという声は以前からあるようで、実は自由の女神の色を戻そうというアイデアは、過去にも提案されたことがありました。
過去の提案の際には、多くの人々が現在の青緑色の自由の女神に愛着を持っているため、大きな反対の声が上がったのです。
やはり、完成時の姿ではなくても、人は見慣れた姿が一番安心できるのかもしれません。
もし本当に元の色に戻ることがあったとしても、時間とともに同じ変色のプロセスが始まり、自由の女神は今の姿を取り戻すでしょう。
早く戻ってほしい
こういうのは彫刻家が緑青を吹いた状態を想定して制作してある
今の状態が元々の制作意図に沿った姿だよ