声に外交的な印象があると評価が高くなる
この研究では米国人在住の成人401人に対し、様々な声の音声アシスタント(VA)が割り振られました。
被験者は事前に自分の性格に関するアンケートに返答しています。
実験では割り振られたVAから簡単な自己紹介を聞いた後、VAの声についての印象や、VAの仕事ぶりに対する評価のアンケートが行われました。
その結果、事前アンケートで尋ねられた自分の性格と、VAの声から受ける性格の印象の一致度が高いほど、VAの仕事ぶりを高く評価する傾向にあったのです。
つまり被験者が「自分と近い性質を持っている」と感じるかどうかが重要になります。
外交的な声が人気
実験では全体を通して内向的な声よりも外交的な声の方が評価が高くなりました。
外交的な声とは少し早口かつ低めの音程で大きくはっきりした発声を指します。
しかし、事前の性格アンケートで内向的な性格を示した人は外交的な声でも高く評価することはありませんでした。
つまりここからも「自分の似た性格の声」を好む傾向が見て取れます。
また、この研究ではVAの仕事の評価だけでなく、信頼性の評価についても調査が行われました。