幻聴は「脳内の思考」を「外部の声」と区別できないことから生じる
ティエン氏らの研究では、幻聴の背後にあるメカニズムを調べるため、幻聴のない統合失調症患者20人と幻聴のある統合失調症患者20人が集められ、健常者と比較されました。
「幻聴あり」グループ、「幻聴なし」グループ、「健常者」グループで、ある言葉を話そうとする時の脳の働きの違いを調べたのです。
その結果、幻聴の原因が自分の言葉を予測・認識する機能である「遠心性コピー(efference copy)」「随伴発射(corollary discharge)」の不具合にあると分かりました。

まず統合失調症患者である2つのグループでは、幻聴の有無に関わらず、「自分の声を抑制する機能」が低下していると分かりました。
これはつまり、統合失調症患者が、自分の発する声が脳で抑制されず、外部からの音として誤解しやすい状態にあると言えます。
この混乱状態は、心の中で声を発する時も生じるため、患者は心の声と外部の音を区別しにくい状態にあります。
加えて、「幻聴あり」グループだけが、脳内に残る「命令のコピー」にノイズが入り、必要以上に強調されてしまうと判明しました。
「健常者」グループや「幻聴なし」グループでは、このコピーは発声の直前で強化され、自分の声を適切に予測するための役割を果たします。
しかし、「幻聴あり」グループでは、特定の声を発しようとしていない時でもこの機能が過剰に活性化しており、脳内で無秩序な「雑音」が発生していました。
つまり、彼らは脳内でおきるこれらの作用によって、現実の音と思考を混同しやすい状態になっていたのです。
そして研究チームによると、この2つの負の要素が組み合わさることで、一部の統合失調症患者は、脳内の思考や雑音をまるで外部から聞こえる音のように認識してしまう可能性が高いのだという。
今回の研究では、統合失調症患者の幻聴の背後にある脳信号の乱れを明らかにすることができました。
こうした発見は、幻聴に対するより良い治療法の開発につながると期待されます。
素晴らしい発見!!
問題は、当の本人が「治療を受けたい」と思えないところ。
妄想から出られず、医療も信じていない本人と治療を薦めたい家族は、お互いコミュニケーションできなくて苦しいことに変わりない。つくづくつらい病気だと思う。
その問題は今回のメカニズムの発見で解決しないでしょう
解決したとしても、その問題を抱えているのは、あなた自身であり
あなたの問題です。
課題の分離により、当の本人は、治療を受けた方がいいかどうかとは別に
治療を進めたがる家族は、家族がどうしたいかなだけなので
意向を無視して話は聞かないことも正しいともいえる面があり得ます
別であるため、治療は受ければいい。家族の意志は関係ないということが正解でもありえる。
↑これを、あなたは「そんなことない」というと思います。
その気持ちは、あなたの問題であり、なぜ家族であるからといって治療を受けさせたいのか?
課題の分離
過保護の卒業はそういう意味だと思います。
統合失調症患者であっても能力の高い部類も存在し、知らず知らずのうちに無意識に
その人をかまっていることがあります。
人のやること(この場合は治療の選択)に侵入しすぎであることに、気づいてなく意識もしてないため
正しいと思い込んでいる
思い込みであるから、そんなことない(つまりは、治療を強制させて当然)という認識になってそうです。
本当に治療の執拗があったら、何も言わず、ほっといても病院にかかることになるだろうと思います。
要するに、治療させたがりすぎ、人の課題を踏みにじっていて、勝手にストレスを感じてるのが
治療させたがってる人なわけです。
医療を信じない原因は、治療の強制にもある。本当に信じられる治療なら、受けさせようとされずとも
自然と受けることになるはずでもある
本当に効果のある治療なら、なぜ強制する必要がある?強制の元の成立する治療に、本来の効果は
無くてもよくなる。
そういう論理も存在します。だから、信じない原因を作ってるのは家族でもありえる
家族の思い込みのため、家族は「そんなことない」「治療させないと困る」「病人は病人」となるわけです。
コミュニケーションを絶ってる原因も、どっちでもありえる
絶ってはいけないとするの固定観念
本当に意味のなす治療が存在するなら、進めなくても、本当の患者は、おのずと受けることになるのみ
ただそれだけでもいいはずです。
これを受け入れないのが家族であるという構図。治療を受け入れない患者が悪いとする社会。
非を認めさせようとして正しいとするの?社会を盾に取る側が
幻聴を持ってるということが、正しくない考えを持ってるという論理を指示しすぎ