自己評価が両極端な男性ほど、女性に敵意を抱きやすい
自己の魅力評価はその名の通り、自分の性格や行動特性をどれだけ魅力的であるか、肯定的に認識しているかを評価するものです。
調査では、参加者473名の自己の魅力評価レベルを低い方から高い順にグラフの横軸に並べ、縦軸にはミソジニー性向のレベルを低い方から高い順に並べて、両者の関連性を見ました。
つまり興味深いことにミソジニー性向の強い男性は、自分の魅力を最も過大評価しているグループと最も過小評価しているグループの両極端な2つだったのです。
わかりやすく言えば、「俺は最高にイケてる!」とか「世界は自分を中心に回っている」というような自分に過度な自信を持っているタイプと、「僕は何をやってもダメダメだ」とか「自分は人生のサブキャラでしかない」と自らを過度に過小評価してしまうようなタイプの男性が女性に対して敵意や憎悪を抱きやすくなっていました。
こうした両極端の自己評価をする男性たちが女性に攻撃的になる心理的なプロセスについて、研究者らは次のように説明しています。
まず自分を過大評価する男性は、過度な自己愛的傾向を示し、自らの能力を高く見積るため支配的な態度を取りやすく、交際においても優位に立つことを望むため、それが女性への敵対的な態度につながると考えられます。
一方で自分を過小評価する男性は、自らの魅力や能力を低く見積りすぎるため、「どうせ自分が誘ってもダメだろう」と女性に手が届かないことを勝手に欲求不満に感じてしまい、その暗い心理が敵意や攻撃性に変化すると考えられています。
以上の結果は、自己の魅力評価が両極端な男性ほどミソジニー性向を抱きやすくなることを示した初の成果です。
一方でチームは今回の調査について「英国人男性のみを対象としている点から他の人種の男性たちにも同じ傾向が見られるとは限らない」ことに注意を促しています。
そこでチームは今後、英国以外の文化圏を対象とした調査を進めていく予定です。
また今回の報告は、あくまで傾向を示すものであって、条件を満たす男性なら誰でも女性に敵意を抱くと言っているわけではないことをきちんと理解しておきましょう。
自己評価が極端という事は、他人の評価も極端なのでは・・・?
それが原因で攻撃性も極端な可能性もありそう
わらう。
弱男が可視化されましたね。
ユーロだとスペインサッカー会長の蔑視言動が強烈だったな。男子校と共学出身で差があるのかも気になる