画像
3Dプリント技術を用いた治療でブタの勃起不全を回復 / Credit:Canva
medical

世界初!3Dプリントしたブタのペニスで勃起機能を回復させることに成功 (2/2)

2025.03.10 12:00:31 Monday

前ページ勃起不全の治療に3Dプリンティング技術を用いる

<

1

2

>

3Dプリントされたペニスモデルによりブタとウサギの勃起不全を回復

研究チームは、まずハイドロゲルベースの足場構造を作製し、そこにブタやウサギの内皮細胞を植え付けました。

この内皮細胞は、血管内壁を構成する主要な細胞であり、血管の再生や機能回復に重要な役割を果たします。

このペニスインプラントを勃起不全を持つブタやウサギに移植した結果、移植された組織は低い炎症反応を示し、時間とともに新たな組織が形成されました。

画像
ブタのペニス。上から、通常。問題あり。治療したもの。 勃起不全が改善した / Credit:Zhenxing Wang(SCUT)et al., Nature Biomedical Engineering(2025)

そして移植されたブタやウサギでは、勃起機能が改善しました。

また、手術後数週間で交尾が可能となり、妊娠率は25%から100%に上昇しました。

ちなみに実験では、内皮細胞なしの人工ペニスインプラントを移植された個体も存在しましたが、内皮細胞ありの方が勃起機能が優れていました。

妊娠率の上昇も内皮細胞なしだと75%どまりました。

これらの成果は、将来的に人間の勃起不全や勃起障害の新たな治療法に役立つ可能性があります。

さらに、この技術は心臓などの血管が豊富な臓器の再生医療にも応用できるかもしれません。

<

1

2

>

世界初!3Dプリントしたブタのペニスで勃起機能を回復させることに成功 (2/2)のコメント

ゲスト

ネジみたいになってるんですね。

コメントを書く

※コメントは管理者の確認後に表示されます。

人気記事ランキング

  • TODAY
  • WEEK
  • MONTH

Amazonお買い得品ランキング

スマホ用品

医療のニュースmedical news

もっと見る

役立つ科学情報

注目の科学ニュースpick up !!