男性が歯周病になりやすいのは「インターロイキン1β」が多いから!?
歯周病は、歯周組織に細菌が感染して炎症を起こし、進行することで、歯を支える骨が少しずつ溶けていく病気です。
さらに進行すると歯が抜けてしまうこともあります。
そして多くの疫学研究で、男性のほうが女性より歯周病になりやすく、また重症化しやすいことが報告されています。
しかし、それが本当に生活習慣だけの違いなのか、もともとの体質の違いもあるのかは、はっきりしていませんでした。
そこで研究チームは、体内で炎症を強める「IL-1β(インターロイキン1β)」に注目し、その量に男女差があるのかどうかを詳しく調べることにしました。
IL-1βは、免疫細胞が「体に危険がある」と感じたときに出す、炎症を起こすメッセージ物質です。
歯周病だけでなく、脳の炎症や目の病気など、さまざまな病気にも関わっていることが知られています。
研究チームはまず、健康な人から歯周病患者までを含む3つの人の研究データを集め、合計で6200人以上を対象にIL-1βの量を解析しました。
ここでは、歯ぐきから採取した生検組織や、歯と歯ぐきの境目にたまる「歯肉溝滲出液」と呼ばれる液体が調べられました。
歯肉溝滲出液は、歯周病の炎症の強さをよく反映する場所として知られています。
その結果、健康な歯ぐきの人でも、軽い炎症の人でも、中等度から重度の歯周病の人でも、どの段階でも男性のほうが女性よりIL-1βが高いことが分かりました。
重症の歯周病患者だけを取り出して比較しても、この傾向は変わりませんでした。
この結果は、少なくともIL-1βという炎症物質については、男性のほうが強く反応しやすい体質があることを示しています。
つまり、男性はもともと、歯ぐきのまわりでIL-1βが過剰に働きやすい「炎症のスイッチ」を持っている可能性が高いのです。




























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