なぜタコはアオザメに乗っていたのか?
メルヘンチックな理由を想像するなら、このアオザメとタコがお互いに厚い友情で結ばれており、サメが友達のタコを背中に乗せて運んであげていたのだと思いたいところです。
しかし現実的に考えると、それはなかなかありそうもないことでしょう。
一般的にサメとタコとは”食う・食われる”の関係でしかないからです。
その中でチームはタコがサメの背に乗った経緯について、次の仮説をあげています。
最も有力なのは「捕食からの回避」です。
タコが水中を漂っていた際に運悪くアオザメが襲ってきて、それを間一髪かわした可能性があります。
そして普通に泳いで逃げるのは分が悪いので、タコが機転を効かしてサメの背中にくっついて身を潜めたのかもしれません。
背中の上ならサメの鋭い牙が届くこともないでしょう。

もう一つは「偶然の接触」です。
タコがたまたま強い波や水流に押し流されて、そこを通りかかったアオザメの背中につかまり、そのまましがみついていた可能性もあります。
いずれの仮説が正しいのかは定かでありませんが、このアオザメとタコはその後、ゆっくりと水中に潜っていって姿を消したそうです。
研究主任のロシェル・コンスタンティン(Rochelle Constantine)氏は今回の不思議な光景について、こう話しています。
「海洋科学者として最高の瞬間のひとつは、“次に何を目にするか分からない”ということなんです。
こうした特別な瞬間を未来にも残していくために、私たちは保全活動を支援し続けなければなりません」
シャチが載せてるシリーズじゃなくて良かった…
コバンタコと言えばいいのか(笑)
自然界は新しい発見を見させてくれて有難いです
どっちにしろタコにとっては大冒険になるな