現代人に起こりやすい「デジタル眼精疲労」とは?
パソコンやスマートフォンなどのスクリーンを長時間見つめていると、目がしょぼしょぼしたり、視界がぼやけたりすることがあります。
これは単なる疲れではなく、“デジタル眼精疲労”と呼ばれる状態です。
この状態は、目の乾燥、涙目、かゆみ、灼熱感、視界のぼやけや二重に見えるといった症状を特徴とし、単なる不快感にとどまりません。
慢性化すれば、生活の質や生産性に深刻な影響を及ぼすおそれがあります。

デジタル画面に集中している間は、まばたきの回数が減り、目は近くの対象に焦点を合わせ続けようと緊張状態になります。
まばたきが減ると、目の表面を潤す涙の供給が少なくなり、乾燥や不快感が起こりやすくなります。
さらに、近距離の画面に長時間焦点を合わせ続けると、ピントを調整する筋肉がずっと働き続けることになり、これも目の疲れにつながります。
デジタル眼精疲労は単なる目の不快感にとどまらず、頭痛や首・肩のこり、さらには集中力の低下など、目以外にもさまざまな不調が現れることがあるのです。
パンデミックによる在宅勤務やリモート学習の拡大で、こうした症状は世界的に増加しています。
では、スマホやパソコンを使い続けながらでも、目を守る方法にはどのようなものがあるのでしょうか?