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psychology

「被害者叩き」はなぜ起きる?人の中では因果応報の原理が歪んでいると判明! (2/2)

2025.05.10 17:00:55 Saturday

前ページ自分には良い行動の報いを、他人には悪い行動の報いを求めている

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「被害者叩き」が起こる原因

研究チームは、実験結果に見られた極端な偏りの背景には、2つの心理的な傾向が関わっていると考えています。

1つ目は、「自己高揚動機(self-enhancement motives)」と呼ばれる心理です。

これは、人は自分を善良で価値ある人間だと思いたいという気持ちで、自信や誇りを保とうとする傾向のことです。

たとえば、自分に良いことが起きたとき、それを「たまたま運が良かったから」ではなく、「自分が努力したから」「人に優しくしてきたから」と説明したくなるのは、自己高揚動機によるものです。

2つ目は、「公正世界信念(just-world belief)」と呼ばれる心理です。

これは、この世界は基本的に公平で、善いことをすれば報われ、悪いことをすれば罰を受けると信じたいという心の働きです。

もし世界に理不尽な出来事ばかりが起きていたら、人は不安になります。

そこで、人は他人の不幸を見たときに「きっとその人が悪いからだろう」と解釈することで、「ちゃんと世界は公平に機能している」という安心感を得るのです。

このように、自分は善良で正しいという気持ち(自己高揚)と、世界は公平であってほしいという願い(公正世界信念)の2つが重なることで、人はカルマ的な考え方を、自分と他人で都合よく使い分けてしまうのです。

その結果、多くの人は無意識下で、自分がひどい目に遭うと理不尽だと感じる一方で、他人が不幸な目に遭うと、その人に問題があったからだと考えるようになります。

Credit:canva

この構図は、SNSのリプなどの傾向からも見て取れるかもしれません。

誰かが不幸な目にあった投稿に対して、同情するよりも、「自業自得だ」という意見が多かったりする場合は、こうした要因が絡んでいる可能性があります。

最近のネットは過剰な道徳を求めすぎているという指摘が起きるのも、ここに原因があるかもしれません。

この研究は、そうした不幸な目に遭った他人に厳しく当たる要因が、特殊な人に限らず、誰の中にもある心理的バイアスによって生じる可能性を示唆しています。

だからこそ、誰かを責めたくなったとき、一度立ち止まって「自分の場合も同じように考えるだろうか」と問い直すことが、公平で穏やかな社会への第一歩になるのかもしれません。

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「被害者叩き」はなぜ起きる?人の中では因果応報の原理が歪んでいると判明! (2/2)のコメント

ゲスト

世界が苦しくて皆さん余裕がないのです。

ゲスト

このケースは全く浮かばなかったが、ちょっと狂気を感じて怖い

降って湧いた災難には普通に同情するけどな
自分が頭に浮かぶのは、加害者冤罪のケースと、被害者という立場を過剰に利用しようとする行為、ひどい同情アピール、あと何やってんだよみたいなケースもあるからなぁ
トンネルの中で寝てて跳ねられたとか
通常叩かれるとしたらその辺が判別しにくいケースと、一部の病んだ人たちによるもの(リア充爆発した&ざまぁ)じゃないだろか
しらんけど
まあ、本当に追い詰められた人を責めるのはやめてあげてとは思う

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