不妊のパズル、最後のピース?
この研究は、ネコ由来の寄生虫トキソプラズマが男性不妊に関与し得ることを示す初めての直接的証拠だといえます。
寄生虫が精子そのものを傷つけ、「頭をちぎる」ほどのダメージを与えることで、生殖能力を低下させうるという事実は大きな驚きです。
研究チームは「トキソプラズマ感染による精子への悪影響が、近年の世界的な男性不妊傾向に関与している可能性がある」と指摘しています。
実際、今回の結果は寄生虫感染が男性の精子の質を直接低下させる仕組みを示しました。
精巣組織への炎症誘発やミトコンドリア機能低下など、寄生虫が複数のメカニズムで精子機能を損なう可能性も示唆されています。
ただし本研究はマウスモデルと試験管内実験(in vitro)が中心であり、ヒト臨床での影響度はまだ不明です。
ヒトの精巣で寄生虫が見つかる症例(精巣トキソプラズマ症)は極めて稀で、感染していても無症状の男性が大半と考えられます。
また、男性不妊が増加している先進国でトキソプラズマ感染率が同じ期間に上昇しているわけではないことから、この寄生虫は複数ある要因の一つに過ぎない可能性も指摘されています。
過去の疫学研究でもトキソプラズマ感染と男性不妊の関連を支持しない結果があり、さらなる大規模調査が必要です。
それでも、世界中でこれほど多くの人が保有する寄生虫が精子に直接ダメージを与え得るという事実は看過できません。
研究チームは「トキソプラズマ感染症が男性不妊に及ぼす長期的影響を解明するには、ヒトを対象とした詳細な調査が不可欠だ」と強調しています。
今後は不妊治療の現場で寄生虫感染を考慮した診断や対策の検討が進められていくでしょう。
幸い、トキソプラズマ感染はある程度予防が可能です。
感染を避けるため、猫の糞の扱いに注意する(妊婦は猫のトイレ掃除を控える)、生肉や加熱不十分な肉を食べない、野菜や果物をよく洗う、といった対策が有効だとされています。
食品衛生やペットの衛生管理を徹底し、この寄生虫から身を守ることが、将来の生殖能力を守ることにもつながるかもしれません。
感染すると男女問わずリスク行動を誘発し、性行為までさせるのに感染者の生殖能力は奪うのですか。
増えることが目的の生命としてはいまいち合理性に欠ける行動ですけど、たまたまそうなってしまっているのか狙っているのかよく分からないですね。
むしろ妊娠してもらって宿主に増えてもらう方がいいのではないかと思うのですけど。
本来はそういう行動をしないのに化学物質か何かに触れたせいでおかしくなってそうなってるとかかもしれませんけど。
もしかしたら、こいつの目的は主を滅ぼす事なんじゃ…なかろうか。
もしくは精子を弱らせて食べているとか…
猫好きな男性が増えれば増えるほど人間は破滅へと向かっている…
本来宿主の中では違う挙動するのが
人間に入ったら誤作動してるとかじゃないですかね
猫様による人類抹殺計画
地球は猫様のものになってしまうのかな?