Credit:OpenAI,ナゾロジー編集部
uncategorized

楽しい気分が長続きしない人は何が原因なのか (2/2)

2025.08.24 12:00:25 Sunday

前ページ日常の気分を“何度も測る”新しい調査方法で孤独を検証

<

1

2

>

孤独な人ほど気分が安定せず、とくに「楽しさ」が長続きしない

分析の結果、孤独を強く感じる人ほど、日常の気分が不安定であることが分かりました。

特に注目されたのは「ポジティブ感情(嬉しい、楽しい、喜びなど)」の揺れやすさです。

孤独感が高い人は、気分が上がってもそれが続きにくい傾向を示しました。

つまり「楽しいことがあっても、その気持ちが長持ちしにくい」のです。

今回の研究は、孤独が心の健康に与える影響の新しい側面を示しています。

従来は「孤独=ネガティブな気持ちが強い」という影響で理解されることが多かったのですが、今回の知見はその理由が「孤独=喜びが持続しない」という形で理解できることを示唆しています。

楽しみを見つけられないというわけではなく、ポジティブな気分が続かないという特徴は、孤独が人々の生活の質を下げる重要な要因といえるでしょう。

研究者たちは、孤独を抱える人は周囲の出来事に敏感になりすぎたり、感情を抑え込んだりする傾向があるため、その結果として幸福感や楽しい気分が持続しづらいのではないかと推測しています。

もちろんすべてを孤独感で説明できるわけではなく、うつ症状がある場合も当然気分の不安定さが大きくなっていました。しかし、うつの自覚はないのに楽しいことがあってもすぐに気分が落ち込むという場合、その裏には孤独感が潜んでいる可能性があります。

孤独は私たちの心を「暗くする」だけでなく「不安定にする」存在です。

人とのつながりは、ただ寂しさを癒すためではなく、毎日の気分を安定させ、人生の喜びをしっかりと感じ続けるために不可欠なのかもしれません。

<

1

2

>

コメントを書く

※コメントは管理者の確認後に表示されます。

0 / 1000

人気記事ランキング

  • TODAY
  • WEEK
  • MONTH

Amazonお買い得品ランキング

未分類のニュースuncategorized news

もっと見る

役立つ科学情報

注目の科学ニュースpick up !!