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SiFly社ドローンが20kg以下のクラスで最長飛行の世界新 / Credit:Canva
technology

【ギネス世界記録】米ドローンが”3時間11分”の連続飛行を達成 (2/2)

2025.08.27 11:30:26 Wednesday

前ページドローンのジレンマに挑んだSiFly社の大型ドローン

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SiFly社のドローンが3時間11分の連続飛行に成功!ギネス世界記録へ

実際に記録が樹立されたのは、カリフォルニア州にある広大なアマラル牧場(Amaral Ranches)。

2025年7月26日、Q12は高度約50メートルを時速約50kmで自律飛行し続け、3時間11分54秒という前人未踏のフライトを成功させました。

従来の記録を約1時間も上回ったのです。

記録達成を監視・認証したのは、NASAの航空宇宙エンジニアやAppleの技術者を含む8人の証人

彼らがギネスワールドレコーズの基準に基づいて記録を精査し、公式記録として登録されました。

この飛行記録のすごさは、単なる“飛び続けた時間”の話ではありません。

SiFlyのCEOブライアン・ヒンマン氏は次のように語っています。

この世界記録は単なる持久力の証明ではありません。

ドローン技術の可能性そのものを根本的に変えるものなのです

今回の偉業を成し遂げたQ12には、今後さまざまな分野での活躍が期待されています。

たとえば、広大な農地を一度の飛行でカバーする高精度な農業モニタリング、通信インフラの維持や災害時の調査などにおける長時間の空中監視、さらには人が立ち入れない危険地帯での探査・物流支援といった用途がすでに想定されています。

また、静音性が高く、都市部での運用にも適しているため、将来的には医療物資の緊急輸送都市インフラの点検など、公共サービスの分野でも導入が進む可能性があります。

特にQ12のような“長時間飛行が可能な電動ドローン”は、これまで燃料駆動型でしか実現できなかった任務を、より安全で経済的に遂行できる手段として注目されています。

コスト面でも、中国製品と比較しても十分に競争力があり、今後世界中でその導入が加速するかもしれません。

人類が空を“日常的に使いこなす”未来が、予想以上に早くやってくるかもしれません。

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【ギネス世界記録】米ドローンが”3時間11分”の連続飛行を達成 (2/2)のコメント

ゲスト

このサイズのドローンが世界最長でも3時間ちょいしか飛べないのに、むしろびっくりした
まぁ冷静に考えてみるとそんなもんか

ゲスト

大きくなってしまうと魅力はちょっと減りますよね。
小さくてブンブン飛ぶところがいいわけでして。

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