子どもの気持ちの軽視する“親の言動”とは?
ウェブ博士は、こうした「親による子供の気持ちを軽視する行動」の具体例をいくつか挙げています。
たとえば、親が子どもの話を聞いているふりをしながら、実際はテレビやスマートフォンに夢中で心ここにあらずという状態です。
このような態度が続くと、子どもは「自分の話は価値がないんだ」と感じるようになります。
また、子どもが悲しみや不安、困難を打ち明けても「気にしすぎ」「我慢しなさい」と言って受け止めない場合も、子どもの感情を否定し、軽視していることになります。
そして、学習障害や特性など子どもなりの悩みを伝えても、親が「努力が足りない」と片付けてしまうことも原因となります。
本人のつらさや努力は見逃され、「自分は劣っている」「悩みを話すのは無駄なんだ」と感じてしまうのです。
さらに、家族の中で離婚や病気、死などの重大な出来事が起こったとき、それについて親と子が話し合うことなく過ごすことも、子どもの気持ちを軽視することにつながります。
子どもは不安や悲しみを抱えていても、どう表現したらいいのかわからず、結果的に孤独感を深めてしまいます。
加えて、「そんなふうに思うのは変だ」「怒るのはお前が悪いからだ」などと、子どものせいにし、感情をねじ曲げて返す言動も大きな問題です。
このようなやりとりが続くと、子どもは自分の感情や直感を信じられなくなり、慢性的な不安や怒りを抱えやすくなります。
「何かを頼むことはワガママだ」「助けを求めてはいけない」と繰り返し言われる経験も、子どもが自分のニーズを悪いものだと思い込み、本当に困っても我慢するようになります。
もしかしたら、あなたも子どものころにこうした経験をしたことがあり、その影響が大人になっても残っているかもしれません。
それでもウェブ博士によると、それは決して一生消えない傷ではありません。
大人になってからでも、自分の気持ちを否定せず認めること、感じたことに意味があると受け止めること、つらかった自分を優しく受け入れること、こうした「セルフ・バリデーション」を少しずつ実践していけば、自分を信じる力や人とつながる安心感を取り戻していくことができます。
「感情を出すのが怖い」「自分の気持ちは間違っているのかも」と悩むなら、まずは「その気持ちを大切にしていい」と自分に許可を出すことが回復の一歩です。
自分の気持ちを大切にすることは、誰にでも許されている権利なのです。
受け止める側が大人なら出してもいいと思いますけど、今の大人って例外なく体がデカくて老いてるだけの子供ですからね。
子供が子供の世話してるのが今の時代ですから、感情を出した子供の世話は無理でしょう。
厳しいようですが大人がきちんと大人にならないとそういう事はできません。
老いれば大人になれるほど世の中甘くはないのです。
こういうこと言う奴が子どもに限らず身の回りの人を抑えつけてしまう。抑えつけられた周囲の人は何も言わなくなって自分が偉くなった気になる。自分は立派な大人だと。