“笑い”は鍛えられる! 今日からできる5つの習慣
「最近、心から笑ったことがない……」そんな人も心配はいりません。
笑いの力は使わないと鈍ることはあっても、なくなってしまうことはありません。
ちょっと意識して練習すれば、またすぐに戻ってきます。
Gill Harrop 博士が紹介する「人生に笑いを増やす5つの方法」を見てみましょう。
1. 意識的にユーモアを探しに行く
笑いは受け身で待つものではなく、「自分から取りに行く」ことが大切です。
コメディ番組やお笑いライブ、面白いポッドキャスト、友人との飲み会など、笑いやすい環境に自分を置いてみましょう。
自分の“笑いのツボ”がまだ分からない場合は、いろんなジャンルの笑いに触れてみるのもおすすめです。
また、誰かと一緒に過ごすだけでも自然に笑いが増えることが多いので、身近な人と過ごす時間を大切にしてみてください。
2. 日常の小さな出来事に“笑い”を見つける
人生は大事件や大爆笑の連続ではありません。
むしろ、日々の中にある小さなハプニングやちょっとした不条理、ペットのイタズラ、家族のドジなど、気づけば笑える瞬間はあふれています。
たとえば、愛犬が仕事用のストラップを盗んだため、庭じゅうを走り回らなければいけないときなどです。
「つまらない」「イライラする」と受け流すのではなく、「これはネタになるかも」と少し視点を変えるだけで、日常がもっと楽しく感じられるはずです。
3. バカバカしさや遊び心を恥じない
大人になると「くだらないことをするのは恥ずかしい」と感じがちですが、実はこうした遊び心こそが笑いの原動力です。
もちろん場面を選ぶことは大切ですが、ちょっとしたおふざけやジョークで自分も周囲もリラックスできる空気を作ることができます。
たとえば家で思いきり変なダンスを踊ってみたり、友人同士で子どもの頃の遊びを再現してみたり、時には真面目な自分を手放してみましょう。
4. 他人と「一緒に」笑う
誰かと一緒に笑うと、不思議と距離が縮まり、心が明るくなります。
以前の研究では「一緒に笑った人たちは、お互いをより親しい存在と感じる」と実証されています。
また、Provine & Fischer(1989)の研究でも「一人よりも他人といる方が30倍も笑う」と示しています。
この効果を得るには、「相手を笑いものにする」のではなく、お互いに楽しめるユーモアで「一緒に」笑うことが大切です。
仲間や家族、職場の同僚と“共通の笑い”を探してみましょう。
5. つらい時こそ、笑いを忘れずに
「人生が順調になったら笑おう」と思いがちですが、実は笑いは困難な時こそ必要です。
辛い現実が消えるわけではありませんが、ちょっとしたユーモアや“笑える話”が、心のバッファとなって自分を守ってくれます。
暗いニュースが多い時代ですが、だからこそ「苦しい中にも“笑い”を持ち込む」ことを忘れないでください。
これら「笑いを増やす5つの方法」を日常生活で意識してみるのはどうでしょうか。
大人になっても、私たちの中に“笑いの力”は眠っています。
今日からほんの少し意識を変えるだけで、人生はもっと楽しく、そして私たち自身が「もっと強く」なれるはずです。