相場を把握すれば「対策の効果」も検証できる

今回の研究により、これまで闇の中だったSNS操作の裏経済に初めて“値札”が付けられました。
言い換えれば、偽アカ作りの入口にあるSMS認証の価格を、日ごとに追いかける手がかりが得られた、ということです。
研究者たちは、オンライン上の隠れた操作ビジネスに価格という光を当てることが、対策を考える第一歩になると述べています。
実際、この指数を使えば、国やサービスごとの動きから、対策の効果を確かめられる可能性があります。
たとえば、ある国で「SIM農場」(大量のSIMを不正に回す拠点)への規制が強まったとします。
その前後でSMS認証の相場がどう動くかを見れば、入口コストに変化が出たかを点検できます。
違法薬物の規制が強くなれば、その相場が上がるのと同じだと言えるでしょう。
またプラットフォーム側の対策として、アカウントの登録場所が分かりやすくなる工夫や、SIMカード購入時の本人確認徹底によって参入コストを引き上げる政策が、不正な操作を思いとどまらせる一助になるかもしれません。
もっとも、本研究には限界もあります。
分析対象はSMS認証市場に限られており、偽レビューや偽「いいね」など他の不正サービスのコストまでは直接測定できていません。
また本論文の公開によって業者側が警戒し、APIを遮断するなど将来的にデータ取得が困難になるリスクも指摘されています。
それでも著者らは、こうした測定の枠組みがオンラインの信頼と安全を高めるための出発点になると述べています。





























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