Credit:OpenAI
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「カエルの腸内細菌投与でマウスのがん組織を完全に消失」画期的ながん治療細菌を発見! (2/2)

2025.12.20 12:00:11 Saturday

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なぜ細菌が腫瘍に集まり消し去ったのか

まずなぜこの細菌は腫瘍に集中して増殖したのでしょうか?

腫瘍の内部は、酸素が不足し、免疫の働きが弱まりやすい環境です。

エウィンゲラ・アメリカナのような通性嫌気性の細菌は、この低酸素状態で増殖しやすく、さらに腫瘍は局所の免疫抑制や血管の構造なども重なり、細菌が入り込みやすい条件がそろっていた可能性があります。

一方で、正常な臓器では免疫の監視が働きやすく、細菌が定着して増えることは起こりにくいと考えられます。

また、細菌が腫瘍内部で増えると、その存在が刺激となり、周囲に免疫細胞が引き寄せられます

特にT細胞やB細胞、好中球などががん組織に集まり、腫瘍を攻撃しやすい状態がつくられたことが示されています。

Ewingella americanaの抗腫瘍メカニズム/Credit:JAIST

さらに、この細菌を投与した腫瘍では、がん細胞が死んだことを示す変化(細胞死)が広い範囲で見られました。

つまり、細菌が腫瘍内で増えること自体が直接腫瘍に傷害を与えたことと免疫の攻撃が重なって強い抗腫瘍効果につながった可能性が示されています。

またこれらの効果は、細菌が持つ自然な性質に由来しているため、遺伝子を人工的に改変する必要がない点も注目されています。

再発が防がれたのはなぜか

治癒したマウスに再び同じがん細胞を移植しても腫瘍が成長しなかった点は、研究チームも特に注目した部分です。

これは、細菌の存在によって活性化された免疫細胞が、腫瘍の特徴を“記憶”した可能性を示しています。

体が一度経験したがん細胞を識別し、早期に対処できるようになっていたという解釈が考えられます。

ただし、このような免疫記憶が人間でも同じように働くかどうかは、今後の研究が必要です。

今回の研究は、腸内細菌と免疫のつながりを活かし、細菌そのものを治療の一部として利用できる可能性を示しました。

カエルの腸に棲む細菌が、がん治療の候補になり得ることは、これまでの研究にはなかった視点です。

研究の詳細はまだ初期段階にありますが、自然界の微生物の多様性を医療に取り込む新しいアプローチとして、今後の発展が期待されます。

この研究の限界と今後の課題

今回の成果はあくまでマウスを用いた実験で得られたものです。

人間に応用するには、安全性の評価が不可欠であり、とくに両生類や爬虫類由来の細菌をそのまま使うことには慎重な検討が必要です。

細菌を血管から入れる以上、投与量の最適化と安全性評価は不可欠で、ここが今後の大きな課題になります。

また、細菌が体内でどの経路を通って腫瘍へたどり着くのか、その詳細な仕組みはまだ十分に解明されていません。

今後は、ヒトに近い動物での検証や、細菌が持つどの遺伝子が抗腫瘍作用に関与するのかを特定する研究が求められます。

自然界の微生物を治療に活用するというアプローチは、これまでのがん治療とは異なる新しい方向性を示しています。

今回の成果は、その可能性を大きく広げる一歩となりました。

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「カエルの腸内細菌投与でマウスのがん組織を完全に消失」画期的ながん治療細菌を発見! (2/2)のコメント

ゲスト

と、いうことは王子が人間に戻った途端、発がんリスクが増加する、ってことなの?

    ゲスト

    人間に戻っても有効性が継続したのでA国の諜報機関とB国のマッド医学者とC国のガンに罹った大金持ちから身柄を狙われ、姫と一緒に逃走&闘争する方向で。

ゲスト

これは研究者は滅茶苦茶興奮しただろうなぁ。普通だったら細菌が産出する何かに効果があると考えるから、細菌そのものを静脈注射なんてやらないと思いますし、それが劇的な効果を出すなんて論理的な検証だけじゃちょっと辿り着けないと思います。培養細胞じゃ得られない、免疫のある体内だからこそ出た結果ですから。

シンノスケ

まだ、元論文をよく読んでいませんが、この研究はいろいろな意味で画期的だと思います。作用機序の考察はともかく、両生類の嫌気的な腸内細菌に着目したことや、ゲストさんのコメントにもあるように、培養細胞ではなく、マウスの腫瘍を対象にして、しかも生きた細菌を静脈注射するアイディアが凄すぎます。おそらく、常識のある指導教官の考えではないと思いますが、これからの研究の発展に大いに期待します。
なお、他の多様ながん種に対する効果検証等を予定されていますが、まずはマウス以外の動物を用いた検証が必要に思えます。

ゲスト

よし、カエルの刺身盛り合わせそ食うのか?

ゲスト

素晴らしいです。
機能の仕組みや、細菌の種類など確認するべきことがたくさん。
その結果が楽しみです。

カエル飼育家のガン発症率

「アマガエルを飼育するとガンが消滅する」ってガセネタが拡散して、
更には「アマガエルの飼育水を飲むとガンが消える」とか
「アマガエルの飼育水で顔を洗うだけでガンが治る」とかが尾ひれ付きで広まる。
「ガン予防の為にアマガエルを飼育しよう」がブームになり個人宅どころか病院の病室にまでアマガエル飼育容器が増殖する。
調子に乗って「アマガエルの刺身がガンを防ぐ」とまで言われて
「超大規模アマガエル培養センター」が各地に乱立する。居酒屋ではアマガエル料理が定番になる。まで予想。

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