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樹齢4900年のプロメテウスは伐採された / Credit:(左)Wikipedia Commons,(右)Wikipedia Commons
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樹齢4900年の「プロメテウス」の悲劇―最古の木だと知られずに伐採された木 (2/2)

2025.12.24 11:30:38 Wednesday

前ページ当時、世界最古の樹木だった「プロメテウス」とは?

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なぜプロメテウスは伐採されたのか?その後、判明したこととは?

1964年、地理学者ドナルド・R・カリーは、ネバダ州ホイーラー・ピーク周辺の氷河地形を研究していました。

彼の目的は、過去の氷河活動がいつ起きたのかを明らかにすることです。

その手がかりとして用いられたのが、Pinus longaevaの年輪でした。

カリーは、米国森林局の許可を得て、複数のPinus longaevaから年輪コアを採取していました。

その中で、地元の登山者たちから「プロメテウス」と呼ばれる1本の木が、特に古い可能性を持つと判断されます。

しかし、この木は非常に太く、通常の方法では年輪コアの採取が困難でした。

結果として、プロメテウスは調査のために切り倒されてしまいました。

なぜ最終的に伐採に至ったのかについては、コア採取用の器具が折れた、長さが足りなかった、あるいは断面を直接調べる必要があると判断したなど、複数の説明が残されています。

どれが正確なのかは、現在も断定されていません。

一方で、伐採そのものは正式な許可のもとで行われたことは確実であり、違法行為ではありませんでした。

伐採後、断面を詳細に調べた結果、4,862本の年輪が確認されました。

Pinus longaevaは、厳しい環境条件下では年輪が形成されない年もあるため、実際の樹齢はそれ以上と考えられます。

こうしてプロメテウスは、推定約4,900年という、当時としては前例のない長寿の木だったことが明らかになりました。

つまり、世界最古の木であると確定したのは、切り倒された後だったのです。

この出来事は、科学研究と自然保護のあり方を考え直すきっかけの一つとして語られるようになりました。

とくに最古級とされる個体については、保護のために正確な生育場所を公表しない例が増え、木を切らずに調べる非破壊的な研究手法が、より重視されるようになっています。

なお、プロメテウスが伐採された後、長寿記録の「次点」とされていたのは、カリフォルニア州ホワイト山脈に生育する別のPinus longaevaでした。

2012年には、このホワイト山脈の同じ地域で、5,065年と測定された新たな個体が確認され、現在はこの木が「年代測定された単独の樹木として最古」とされています。

ただし、未調査の個体の中に、さらに古いPinus longaevaが存在する可能性も否定はできません。

プロメテウスの切り株はいまも現地に残り、その断面はビジターセンターで展示されています。

この木は、失われて初めて、その本当の価値が理解された存在だったのです。

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樹齢4900年の「プロメテウス」の悲劇―最古の木だと知られずに伐採された木 (2/2)のコメント

ゲスト

日本では、昔、万博のために樹齢1000年の屋久杉を切り倒した。

    ゲスト

    東大寺大仏殿も創建時と再建時に樹齢数百年の巨木を切り倒して使っているがこれは罪深い感じがしないのは人間の勝手な価値観なのだろう

通りすがり

人間の行為なんてながーい星としての時間からすれば一瞬でしかない
それでもせっせと地球を破壊する
いつか生存出来ない環境になるまで破壊することだろう

    後悔先に立たず

    人間は地球を蝕む癌細胞である。

ゲスト

人間の愚かさは4000年経っても変わらないよ

ゲスト

罪深い

ゲスト

こういう記事には必ず人は愚かだというコメントが付くが間違いを犯さずに発展したものなどない
この行為が間違っていたと気付きその後別の方法が採られるようになったなら人は一歩前進したと考えるべきだ
この記事から人は進歩していないと読み取るなら読解力を疑った方がいい

    ゲスト

    一歩前進するために人は取り返しのつかない間違いを犯し続けるから愚かだって言われているのだがお気づきでない?
    他人の読解力を言う前に自身の読解力を疑ったほうがいい、貴方が一歩前進するためにね

    風太郎

    そういう傲慢な判断のもとに多くの過ちを正当化してきた果てに今現在の破滅的な環境破壊にまで行き着いたのでは?

    風太郎

    そういう傲慢な判断のもとに多くの過ちを正当化してきた果てに今の破滅的な環境破壊にまで行き着いたのでは?

    ゲスト

    いいねつけたい

    ゲスト

    まさにその通り
    何も学んでいない表面上で判断する短絡的なのは誰なのかと教えてくれる

    ゲスト

    歴史紐解いても人類は愚行ばっかで学習してないの典型やろ
    誤りと正しいをどちらが多いかみたら明らかに愚行ばっかだわ。しかも現在進行形で

ゲスト

樹木に限らずだけど、ずっと昔から脈々と続いてきたものが、人間の一時の都合で絶たれてしまうのは悲しいよね。

トーリス・ガリ

人類が樹齢5,065年と認識した個体に対して、その後人類がどう対応したか、何年まで樹齢を伸ばせたかで、人類の「進歩」の度合いがわかるのかも。

ゲスト

4900年ということは、俺の曾祖父ちゃんも同じ木を見てたかもしれないんだなぁ。

    ゲスト

    それはそうなんだけどそうじゃない

はっぱ

人間なんか、間違いばかりだ、未だに他国を自分の一部だと身勝手に決めつけ侵略戦争を仕掛けているぅにばかりじゃないか?

通りすがりの猫

やっぱり科学が発達するたび何かしらの犠牲が伴ってるんだね
今からみたら絶対にやめるべきなことであるけど昔から見たらなんてこともない事だったんだろうな

ゲスト

SDGSという名を変えた環境破壊よりカワイイ

りょう

「それも含めての自然」やと思う♪

核で生物が死に絶えても、太陽が赤色巨星になり飲み込まれるまでは、(人間の認識や感覚では)地球は生きとるんとちゃうかにゃ?

マクロで見たら、宇宙は物理的化学反応の過程やと思う♪

地球も地球にいたヒトや動物も、太陽もすべてはガスになり、再び星となると思う♪

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