宇宙滞在したマウスの出産が照らす道とは?
今回の宇宙マウス実験では、生まれてくる前の準備だけでなく、実際の運用のやり方にも新しい工夫が盛り込まれていました。
その一つが、AIを使った行動モニタリングシステムです。
マウスのいるケージにはカメラやセンサーが設置されており、AIが「どのくらい動き回っているか」「きちんと餌を食べているか」「眠り方がいつもと違わないか」といった行動を自動で追い続けていました。
これにより、「何かおかしな変化が起きていないか」を地上側が素早く把握でき、今回のような食料問題が起きたときも、マウスの体調を見ながら対策を判断することができたといいます。
将来、もっと多くの動物を使った宇宙実験を行うときにもAIが役立つ可能性があります。
ちなみに、今回の成果をもって「宇宙での出産はもう安心」と考えることはできません。
まず、先ほど触れたように、今回のマウスは微小重力下で受精や妊娠をしたわけではなく、出産もすべて地球上で行われました。
「宇宙空間で妊娠が順調に進むのか」「無重力のもとで出産できるのか」といった、より直接的な疑問は、まだ手つかずのままです。
また、今回マウスが滞在していたのは地球のすぐ近くを回る低軌道で、地球の磁場に守られている場所でした。
月や火星に向かうときのように、もっと強い宇宙放射線に長期間さらされたわけではありません。
そのため、「強い放射線を浴びるような本格的な長期探査ミッションでも、同じように安全かどうか」は今後の研究課題として残っています。
さらに研究者たちが特に気にしているのは、「影響が本人だけでなく、次の世代やその先の世代に現れてこないかどうか」です。
宇宙の環境にさらされたことで、見た目は健康でも、将来の子どもや孫の世代で何か問題が出る可能性はないのかを確かめる必要があります。
そのため中国科学院では、今回生まれた子マウスがどのように成長し、体や健康にどんな変化が出るのかを長期的に観察していく予定です。
そして、その成長したマウスたちが「ふつうに子どもを産めるのか」も調べ、宇宙の影響が世代をまたいで出てこないかどうかを検証しようとしています。
人類が将来、本当に月や火星に住むことをめざすなら、「宇宙で暮らすこと」と同じくらい、「宇宙で命をつなぐこと」が重要なテーマになります。
宇宙に滞在したマウスが帰還後も命をつなげたという今回の事例は、人類がそのテーマに挑むうえで大切な一歩となりました。



























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重力ストレスを見るだけなら、宇宙までネズミを上げなくとも、遠心分離機を大きくしたような(宇宙飛行士訓練用の)重力負荷装置に飼育環境を載せて、何日もぶん回した方が安上がりに見えます。
たしか、向井さんが宇宙へ行った際、日本の実験チームが宇宙でメダカに産卵・孵化させる実験を行い、その子孫が「宇宙メダカ」のブランドで全国の小学校へ配布されたニュースの記憶があります。
うろ覚えの記憶では、稚魚の脊椎骨のカルシウム沈着がふじゅんだったような・・・
ちょうどそのころのゴシップニュースで、夫婦の宇宙飛行士がそろって宇宙へ行った際は、「宇宙で子作りか!」と話題になったような。 中国は南極といい東シナ海といい領土の拡張に熱心な国ですから、宇宙コロニーや月基地など長期的な宇宙進出を見越しているのかしら