竹はスーパーフードとしての可能性を秘めている
ヒトを対象とした研究の中では、タケノコを含む食品を摂取した際に、食後血糖値の上昇が抑えられたという報告があります。
血糖値の急激な上昇が抑えられることは、糖尿病の管理や予防において重要な意味を持ちます。
この効果の理由として考えられているのが、タケノコに含まれる食物繊維の存在です。
竹の食物繊維は主にセルロースやヘミセルロース、リグニンといった不溶性成分で構成されており、消化吸収の速度を緩やかにする働きがあると考えられています。
別の研究では、タケノコを食物繊維源として摂取した人で、総コレステロールやLDLコレステロールが低下した例も報告されています。
これも食物繊維によって腸内で脂質の吸収が抑えられ、血中の脂質バランスが改善した可能性を示しています。
さらに、便の量が増え、排便の頻度が高まったという結果も示されています。
また細胞を使った実験では、竹由来の成分が活性酸素を抑え、炎症反応を弱めることも確認されています。
興味深いのは、竹の成分がアクリルアミドやフランといった、揚げ物や焼き物で生じる有害物質の生成を抑えたという報告です。
これは竹が単なる食材にとどまらず、食品加工をより安全にする素材として利用できる可能性を示しています。
一方で、この研究はリスクについても明確に指摘しています。
一部の竹にはシアン配糖体が含まれており、適切な下処理を行わずに食べると有害になる可能性があります。
また、竹の成分が甲状腺ホルモンの合成を妨げ、甲状腺腫のリスクを高める可能性を示した研究もあります。
これらのリスクは正しく下茹でを行うことで回避できるとされていますが、過剰摂取を避けることも重要かもしれません。
さらに研究チームは、ヒトを対象とした研究が4本しか存在しないことから、健康効果の証拠は不足しており、今後より多くの参加者を対象とした質の高い臨床研究が必要だとしています。
竹は成長が早く、さまざまな用途に使われてきた植物であり、栄養面だけでなく、持続可能な食材候補としても注目されています。
今後の研究が進めば、竹の食品としての位置づけは大きく変わる可能性があります。
























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