SNSは友情を“作る”のではなく“映す” もの
まず大事なのは、因果関係の向きです。
低利用型の若者は、SNSをあまり使わないことで友情が悪くなったわけではありません。
調査の最初の時点からすでに、他のタイプに比べて友情の質が低く、その状態が数年後の追跡時点でもほとんど変わりませんでした。
つまり、「SNSを使わないから孤立した」というより、もともと親しい友だち関係が弱い若者が、SNSでも交流の機会をあまり持っていない可能性が高いのです。
一方、オールラウンド型の若者は、閲覧・投稿・リアクション・自己開示のどれもを中くらいの頻度で行っているタイプです。
このグループは全体として、友情の質が中〜高い水準で安定していました。
SNS上でのやり取りは、リアルの友だち関係の延長線上にあり、すでにある関係を維持する「連絡手段」として機能していると考えられます。
高自己開示型の若者は、感情や個人的な出来事をオンラインでよく打ち明けるタイプです。
このグループでは、不安や抑うつといった指標がやや高い一方で、友情の質そのものは、全体として高い水準を保ち続ける傾向がありました。
対面では言いにくい弱さや悩みを、オンラインの方が話しやすいと感じている若者が、SNSを使って友だちとのつながりを支えている可能性があります。
SNSが、精神的に苦しいときの「補助輪」のように働いていると見ることもできます。
そして対照的なのが自己志向型です。
このタイプは、自分の投稿が多く、注目やステータスを求める動機が強いグループでした。
このグループでは、追跡期間を通して友情の質がわずかに低下していました。
自分をよく見せる投稿が中心になると、「見てもらう相手」は増えても、「お互いに頼り合える友だち」が育ちにくいのかもしれません。
研究チームも、自己アピール中心の利用は、長期的な親密さの深まりとは結びつきにくい可能性を指摘しています。
こうした結果から、この研究は「SNSは良いか悪いか」という単純な問いから、「誰が、どのような動機で、どう使うのか」という視点への転換を促しています。
SNSは、孤立した若者を自動的に救ってくれる魔法の道具ではありませんが、もともとある友だちとの関係を維持するには役立ちます。
また、対面で話しづらい若者にとっては、自分の気持ちを伝えるための一つのチャンネルにもなり得ます。
その一方で、承認欲求だけが強くなるような使い方は、かえって関係を弱めてしまうリスクもあります。
もちろん、この研究には限界もあります。
調査はオランダの若者を対象としているので、文化や学校環境が違う国で同じ結果が得られるかは分かりません。
さらに、友人がオンラインで知り合った相手か、学校や地域で知り合った相手かを厳密に区別しているわけでもありません。
それでも、この研究が示すのは、「SNSをあまり使わないからといって、社会生活が健全だとは限らない」ということです。
大切なのは、オンラインかオフラインかにかかわらず、「信頼できる友だちとのつながりをどう育てていくか」なのかもしれません。



























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