水で洗うと改善?火星土壌の「防御機構」
興味深いのはここからです。
チームは、特に強い影響を示したMGS-1を水で数回洗浄してから、改めてクマムシを入れてみました。
すると、活動の低下はほとんど見られなくなったのです。
この結果から、MGS-1には水に溶ける有害成分が含まれている可能性が高いと考えられています。
具体的な物質は特定されていませんが、塩類や特定の化学物質が関与している可能性が示唆されています。
これは宇宙開発にとって重要な意味を持ちます。
将来、人類が火星に拠点を築こうとした場合、現地のレゴリスを使って植物を育てることが検討されています。
しかし、もしその土壌が動物や微生物に有害であれば、そのままでは利用できません。
一方で、この有害性は「惑星保護」という観点ではプラスに働く可能性もあります。
惑星保護とは、地球の微生物が他の天体を汚染しないようにする取り組みです。
もし火星の土壌そのものが外来生物に厳しい環境であれば、地球由来の微生物が定着するリスクは低くなるかもしれません。
つまり火星の砂は、「農業には厳しいが、汚染防止には有利」という二面性を持つ可能性があるのです。




























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