気分が凹んでいると秘密が脳裏をよぎり、秘密が脳裏をよぎると気分が凹む

個人の秘密は人々にどんな影響を与えているのか?
研究チームはこれを調べるために、2つの調査を行いました。
まずイギリスのオンラインで集めた240人に、嘘、自分の体への不満、お金、ひそかな恋愛感情、性行動など38種類の「秘密のテーマ」を示し、「自分はこのテーマの秘密を持っているか」を答えてもらいました。
その結果、1人あたりの秘密の種類は平均8.9種類で、とくに多かったのは嘘をついたこと(約78%)、体への不満(約71%)、お金(約70%)、恋愛感情(約63%)、性行動(約57%)でした。
参加者はその中から「自分にとっていちばん大事な秘密」を1つえらび、2週間、毎日その秘密についてどれくらい意図せず考えたか、どれくらい意図して考えたか、そして今その秘密についてどんな気持ちかを日記に書きました。
分析すると、人は全体として、秘密について「考えよう」と決めて考えるより、「考えたくないのにふと思い出してしまう」ことの方が多いことが分かりました。
また同じ人の中で比べても、意図せず秘密が頭をよぎる程度がふだんより高い日は、その秘密に対するネガティブな気分が強い傾向がありました。
2つ目のスマホ調査では、オーストラリアの参加者207人を対象に調査が行われ、こちらでは1人当たり平均して10.85種類の秘密があるとの結果が得られました。
また特に多かったのは、嘘をついたこと(約55%)、体への不満(約55%)、お金(約49%)、家族だけが知っている事情など(約48%)、性行動(約54%)でした。
また7日間、1日およそ8回スマホに短い質問を送り、直近1時間に、その秘密について「意図せずどれくらい考えたか」「意図してどれくらい考えたか」を0〜100の自己評定で答え、あわせて「今どれくらいネガティブ/ポジティブな気分か」を答えてもらいました。
すると、意図せず秘密が頭をよぎることが多かったときには、その瞬間のネガティブな気分が強いだけでなく、次の通知(約1.5〜2時間後)の時点でもネガティブな気分が高い傾向がありました。
逆に、前の時点でネガティブな気分が強かった場合、その次の通知までのあいだに意図せず秘密を思い出す程度が増えやすい傾向も見られました。
これら2つの結果からは「気分が悪いときほど意図せず秘密を思い出しやすく、それと並行してまた気分が悪くなる」という悪循環のような関係が起きている可能性が見えてきます。
一方で意図的な思考については、「意図してたくさん考えれば、その後もしばらく気分が良く保たれる」というはっきりした証拠はありませんでした。
さらに日記の内容を調べると、人々は秘密について考えるとき、「どう隠すか」や「どう打ち明けるか」よりも、「もしばれたらどう思われるだろう」「知られたら友だちが離れてしまうかもしれない」といった結果への心配や、他人の反応の想像をしていることが多いと分かりました。
こうした心配のイメージが、自分の意思とは関係なく何度も頭にわいてくることで、気分がじわじわと悪くなっているのかもしれません。




























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