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Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
psychology

ストレスが溜まると「道に迷いやすくなる」と判明

2026.03.23 07:00:39 Monday

街中を歩いていて「あれ、今どこだっけ?」と、居場所がよくわからなくなった経験はありませんか?

特に、その経験が最近多くなったという人は、ストレスが溜まっているのかもしれません。

独ルール大学ボーフム(RUB)の最新研究で、ストレスが高まると人は道に迷いやすくなることが明らかになりました。

その原因は一体何なのでしょうか?

研究の詳細は2026年3月12日付で学術誌『PLOS Biology』に掲載されています。

Do You Get Lost When You’re Stressed? Blame Cortisol https://www.psychologytoday.com/us/blog/the-asymmetric-brain/202603/do-you-get-lost-when-youre-stressed-blame-cortisol
Cortisol treatment impairs path integration and alters grid-like representations in the male human entorhinal cortex https://doi.org/10.1371/journal.pbio.3003661

私たちの脳内にある「内部GPS」とは?

今回の研究の焦点となったのは、研究者が「内部GPS」と呼ぶ、内のナビゲーションシステムです。

私たちは普段、目印がない場所でも、自分がどの方向にどれくらい移動したかをもとに現在地を推定しています。

この能力は「経路統合(けいろとうごう)」と呼ばれ、主に、内嗅皮質(ないきゅうひしつ)という脳領域が担っています。

内嗅皮質には「グリッド細胞」と呼ばれる神経細胞があり、これらは空間を格子状に区切るように活動します。

この働きによって、私たちはあたかも地図を見ているかのように、自分の位置を把握できるのです。

今回の研究では、健康な成人男性40人を対象に、コルチゾール(ストレスホルモン)を投与した場合と、プラセボ(偽薬)を与えた場合を比較しました。

参加者は仮想空間の中で移動し、見つけたリンゴを持って元の場所へ最短距離で戻るという課題に取り組みます。

このとき、研究者たちはfMRI(機能的磁気共鳴画像法)を使って脳の活動も同時に測定しました。

次ページストレスで「脳内地図」が壊れていた

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