そもそも肉が健康に必要な人がいるのか?

食事の話は、すぐに道徳の顔をしがちです。
こちらは善、あちらは悪。
こっちを選ぶ人は意識が高く、そっちは遅れている。
そういう単純な物語は、見出しにもなりますし、誰かに配る“正しさ”としても扱いやすいからです。
もちろん環境や健康の議論には常にアップデートが必要ですが、そこでしばしば置き去りにされるのが、人間の体はそんなに画一的ではないという当たり前の事実です。
とくに脳の健康となればなおさらで、同じ食べ物でも、誰の体で食べるかによって意味が変わる可能性があります。
今回の主役である APOE は、アルツハイマー病リスクと深く関わることで有名な遺伝子です。
この遺伝子には主に2型・3型・4型と3タイプがありますが4型を持つ人はアルツハイマー病になるリスクがかなり高くなることが知られていました。
具体的には、父母から1つずつ受け継いだ2つのAPOEのうち、1つが4型でもう1つが3型(ε3/ε4)だと発症リスクはおおむね2〜4倍、2つとも4型(ε4/ε4)だと8〜15倍ほど高くなるとされています。
先にも述べたように、このどちらかの遺伝子型を持つ人は世界人口の4人に1人、日本では5人に1人ほどの割合で存在します。
(※なお2型(ε2)は4型(ε4)と反対側の適応だと考えられています)
そこで研究者たちは、APOE4型がこれほど大きく病気のなりやすさを左右するなら、健康の基礎となる、体が栄養をどう使うかにも関わっているのではないか、と考えました。
もしそうなら、毎日の食事、とくに動物性食品との相性にも違いが出るかもしれません。
というのも研究チームはAPOE4型が進化的に古い型であり、人類がより動物性食品に頼っていた時代と関係している可能性があると考えているからです。
肉が重要な時代の遺伝子がアルツハイマー病に関係するなら、肉を食べることと病気リスクも何らかの関係があるかもしれません。
研究チームはさらに、APOE4型が進化的に古い型であり、人類がより動物性食品に頼っていた時代と関係している可能性にも言及しています。
だとすれば、APOE4型を持つ人では、「肉は控えめに」という意見が、必ずしも追い風とは限らないかもしれません。
そこで今回研究者たちは、APOEの型によって肉と認知機能の関係が違うかを長期追跡で確かめました。
本当に、肉を減らすほど善だという“きれいな話”は、脳の健康にまでそのまま通用するのでしょうか。






























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