ADHDは「3つの症状」では説明できない
これまでADHDは、不注意・多動性・衝動性という3つの症状群で説明されてきました。
診断基準である『精神障害の診断と統計マニュアル(DSM)』も、この枠組みに基づいています。
しかし今回の研究では、ADHDと診断された成人を対象にインタビューを行い、「本人の体験」に基づいて症状を分析しました。
その結果、症状は既知の3つを含め、以下の9つに分類できることが示されました。
・不注意
・多動性
・衝動性
・整理の困難(計画を立てる・整理することが難しい)
・物忘れ
・始動困難(やることがわかっているのに始められない)
・感情の不安定さ
・時間感覚のズレ(時間の感覚がわからず、約束の時間に遅刻したり、作業時間をオーバーする)
・睡眠の質の低下(思考の過活動により、なかなか寝付けない)
注目すべきなのは、このうち診断基準で中心的に扱われているのは最初の3つだけであり、残りの6つは十分に考慮されていない、あるいはほとんど扱われていない点です。
特に「感情の不安定さ」や「時間感覚のズレ」「睡眠の問題」は、患者にとって日常生活に大きな影響を与えるにもかかわらず、診断では見落とされやすいと指摘されています。
つまり現在の診断は、ADHDの一部しか捉えていない可能性があるのです。

























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