幼虫は「シロアリ化」していた
今回の研究で特に異様だったのは、幼虫の姿です。
普通のテントウムシの幼虫は、黒っぽい体に突起や長い毛を持った、かなりトゲトゲした姿をしています。
これは野外で外敵から身を守るための構造です。
ところがシロアリヒメテントウの幼虫は、まるで別の昆虫でした。
体は白く柔らかく、丸みを帯びています。
しかも、その姿はシロアリの働きアリの腹部によく似ていたのです。
研究チームは、これがシロアリ社会に溶け込むための適応だと考えています。
さらに幼虫の目は著しく小さくなっており、これは暗い巣内環境では視覚の重要性が低いためだと考えられます。
また、体表には特殊な構造も確認されました。
研究者たちは、この構造が化学物質を分泌し、シロアリから攻撃されないために役立っている可能性を指摘しています。
一方で興味深いのは、成虫です。
幼虫がここまで特殊化しているにもかかわらず、成虫は一般的な小型のテントウムシとよく似た姿を保っていました。
研究では、成虫が夜間に飛翔し、光に集まることも確認されています。
このため研究チームは、成虫が新しいシロアリの巣を探して分散する役割を担っている可能性を考えています。
つまり、幼虫は巣内生活に強く適応し、成虫は新しい巣へ移動する能力を保っているのかもしれません。
今回の発見は、私たちがよく知っていると思っていたテントウムシに、まだ未知の生態が隠されていることを示しました。
そして同時に、シロアリの巣という閉ざされた環境の中に、まだ見ぬ昆虫たちの多様な暮らしが隠れている可能性も示しています。





































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