知能の高い人が恋愛で失敗する理由
私たちは何かを判断するとき、必ずしも一つの方法だけに頼っているわけではありません。
認知の働きは、次の3つに大きく分けられます。
・感情的直感
相手を見た瞬間に「好きかもしれない」「少し怖い」「安心する」と感じるような、すばやく自動的な反応。
・熟慮的思考
情報を集め、複数の選択肢を比較し、証拠を検討しながら結論を出す分析的な思考。
頭のいい人が特に得意としやすいのは、この熟慮的思考です。
・直観的推論
これまでの経験、感情への敏感さ、相手への理解、長期的な視点、現実的な判断力を統合し、目の前の状況をすばやく見極める力です。
そして、長く続く恋愛でより重要になるのが、この直観的推論です。
いわば、論理と感情が十分に結びついた「知恵」と呼べるものです。
高い知性があれば、恋愛で起きた問題を論理的に分析できます。
一方、知恵があれば、そもそもどの問題に向き合うべきか、どの争いは避けるべきか、何を守ることが最も重要なのかを判断できます。
恋愛では、議論に勝つことが関係の勝利になるとは限りません。
自分の正しさを証明できたとしても、それによって相手との信頼が失われれば、恋愛全体としては大きな損失になるからです。
頭のいい人が恋愛でつまずくのは、考える力が足りないからではありません。
考える力だけでは扱えない問題まで、分析によって解決しようとしてしまうからなのです。
































