頭のいい人がやりがちな恋愛のミス:1つ目と2つ目
頭のいい人がやりがちな1つ目のミスは、恋人選びを過度に知的な作業にしてしまうことです。
相手の学歴、職業、知性、社会的地位、収入、趣味、会話の面白さといった、比較しやすい条件を重視しすぎます。
もちろん、価値観や関心が近いことは、恋愛を続けるうえで役立ちます。
しかし、長期的な関係では、優しさ、寛大さ、感情の安定性、誠実さ、困ったときの態度といった、数字や肩書では測りにくい特徴も重要です。
知的な人ほど、相手を評価するための複雑な基準を作り、その基準を満たした人を「自分に合う相手」だと判断しやすくなります。
ところが、条件の一致と、実際に安心して一緒に暮らせることは同じではありません。
経歴や趣味が理想的でも、相手の気持ちを軽視する人や、問題が起きるたびに責任を他人に押しつける人では、安定した関係を築くのは難しくなります。
恋愛で見るべきなのは、相手がどれほど魅力的な条件を持っているかだけではありません。
その人といるとき、自分が安心して率直になれるか、意見が食い違ったときに互いを尊重できるかを見る必要があります。

2つ目のミスは、「自分なら相手を変えられる」と考えてしまうことです。
頭のいい人は、論理的に説明し、合理的な根拠を示せば、相手も理解して行動を改めるはずだと考えがちです。
仕事や議論では、筋道を立てた説明によって問題が解決することも少なくありません。
しかし、人の性格や長年の行動習慣は、正しい説明を一度聞いただけで変わるものではありません。
たとえば、約束を守らない、感情的になると相手を傷つける、責任を認めないといった問題は、論理的に誤りを指摘しただけでは改善しない場合があります。
本人が問題を認め、自分から変わろうとし、実際の行動を長期間変えていく必要があるからです。
また、人が変化するためには、説得だけでなく、安心して自分の弱さを認められる関係や、互いを受け入れる姿勢も重要です。
自分の説明能力に自信がある人ほど、「まだ伝え方が足りないだけだ」と考え、同じ説得を繰り返してしまうことがあります。
しかし、相手が変わらないのは、こちらの説明が不十分だからとは限りません。
本人に変わる意思がない可能性もあるのです。
知恵のある判断とは、「どうすれば相手を変えられるか」だけを考えることではありません。
変わらない相手と、この先も関係を続けられるのかを考えることでもあります。
































