食道が老けている人は、前立腺も老けていた

40種類の組織の画像に方法を当てはめたうえで、構造がいつ変わるかの軌跡を求めたのは、年齢が形の変化の主な要因で、試料が年齢の幅にわたってそろっている15種類です。
老化が加速する時期には、臓器を問わず炎症の増加と、エネルギー産生・修復・品質管理の低下が伴っていました。
見つかったつながりの一つが、食道と前立腺です。食道に老化の徴候がある人は、前立腺でも同じ型の変化を示していました。同じ臓器の中の組織なら足並みがそろうのは予想どおりですが、これは臓器の境を越えた連動です。
研究チームは、消化器と生殖器の構造の老化が、加齢で衰えるホルモンの信号を通じて結び付いている可能性を挙げています。
卵巣で見られた構造の変化と同じ型は、調べた組織の半分以上に現れました。
手応えは大きい一方で、これは横断的な比較です。老化の速さは年齢層の違いから推定した集団の値で、一人の人を長年追いかけたものではありません。
この方法は集団の軌跡だけでなく、その年齢・その組織で予想される老化の経過から一人ひとりの試料がどれだけ外れているかも数値にします。老化が速い人や遅い人を見つけ、その差に関わる生活習慣や遺伝の要因を調べる道具になります。
もしかしたら食道が弱い方は一部元気が無いという可能性もあるのかもしれませんね。





























