
観光先やアニメ雑貨店などで、色とりどりのバッジに目を光らせることはないでしょうか。そんなバッジ好きや電子工作マニアにはたまらない「回路バッジ」なるものが存在します。
回路バッジは、DEFCON(デフコン)と呼ばれる情報セキュリティに関する世界最大級の国際会議で使用されています。デフコンにはハッカーや研究者などが集まり、「ハッカーの祭典」ともいわれるハッキング技術に関するイベントが催される大会です。
デフコンでは、参加者や登壇者などが電子回路が組み込まれたユニークなバッジをもらえます。ここ数年で参加者が独自にバッジを製作する文化ができており、自分のお気に入りのバッジを手に入れることも楽しみの1つとなっています。
今回は、2018年に開催されたデフコンで登場した回路バッジを紹介します。
デフコンオリジナルバッジ
まず紹介するのは、デフコンの公式バッジ。縦20センチ、横7センチほどの長方形をした回路バッジには光るDEFCONの文字と古代文明の壁画のような模様が描かれています。
回路には30個のLEDやCPU、USBコネクタ、バッジ同士で通信できるピンが取り付けられています。回路基板のHUMANと描かれている下の2や6に見える所を押すとLEDの色が変わります。また、USBをパソコンに繋ぐとASCII文字が表示されてゲームのようなことができるそうです。