・オンライン上での友好関係とコミュニティの関係についての研究が行われた
・6つのソーシャルネットワークを調査した結果、所属するコミュニティが多い方が友好関係を築きやすいことが判明した
質より量みたいです。
ライス大学の研究チームは、数百万人が参加する6つのソーシャルネットワークを分析し、友好関係の構築とそれに対するコミュニティの役割を調査しました。
コミュニティと友好関係の研究によると、人は似たもの同士が惹かれ合うという「ホモフィリー」傾向があり、基本的にコミュニティ内で友人を作ると考えられています。
研究チームは、6つのソーシャルネットワークで人と人とのコミュニティの重複度を測定。重複度と友好関係の築きやすさの関係を調査しました。その結果、全てのコミュニティで重複度と友好関係に相関関係があることが発見されました。
つまり、友好関係の構築は、コミュニティの重複度によって説明できるといえます。相手と同じコミュニティに属す数が多いほど、友好関係を築きやすいのです。
また、研究チームは友好関係を計算モデルで再現しました。その計算モデルでは、人はコミュニティで催されるイベントの参加を好みに基づいて選択します。そして、人は最も好ましいコミュニティに参加するようになります。モデルでは、同じコミュニティで活動する人が2人だけの場合、友好関係を築くことができる可能は低くなることが判明しました。
研究チームのアンシュマリ・シュリバスタバ氏は、「この研究結果は、友好関係を強めたいと思う人にとって有用なものとなりました」と述べています。
現代では、「オンラインの友人のほうが何でも話せる」という声もあります。中々リアルの友人に本音が言えない人は、「何らかのコミュニティに属し、その中のサブコミュニティにもなるべく所属する」ことで、唯一無二の友人がゲットできるかもしれません。
https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/5192
via: ScienceDaily / translated & text by ヨッシー